昔、田へと車で転落したことがある。
それは熱い夏の日であった。
キャンプで知り合った2人の女の子が働く喫茶店へH君を連れて行った。
「H君を気に入っている子たちがいる」って。
H君は半信半疑だったが、H君の予想どおり、どうやらおっさんの勘違い。
普段、冷静沈着の彼が、「やっぱり、俺をかついだなあ〜」って、
H君のお兄さん(現在O大学の教授である)の車で、H君の運転する、、帰りの山道でその事件が起こった。
すこし坂をあがっていく砂利の多いがけ道であった。
なにを思ったか おっさんを怖がらせようと 思ったのだろう、
ジグザグの危険運転を始めたのだ。
すると、ちょっとやりすぎ・・危なくなったので、H君 ちょっと自重し・・・・・・危機一髪のところで 車をとめた。
「おっと、危なかった。もう少しでがけから落ちるとこ・・」って思ったその瞬間
。
グラ・グラ
っと右の方へゆっくり傾きはじめたのだ。
回転の途中、体勢維持のため、おっさんは右手を天井、左手を窓ガラスへと、H君は左手を天井、右手を窓ガラスで、まったく同じような体勢で回転しながらがけを落ち、その時かわした会話が、
「▽▽でん、ごめん」(▽▽でん
っていうのはおっさんのあだ名)
おっさんは、「ええんよ〜」って(事故死の寸前の友人たちの会話ってこんなものかな?)
車は3回転ほどして止まった。
そこは田んぼの中であった。
そのときは、二人とも怪我はなかった。車は廃車・・
後日、すこし体が痛かった記憶がある。
H君は
家族にこっぴどくやられ、
この話はH家ではタブーとされているらしい。
彼はカリフォルニア大学や東大大学院などで勉強し、農学博士号をとった。
今、研究室にいるエリートだ。
最近、おっさん腰が痛く、首も頚椎が少しずれて毎日、悩んでいるが、
楽になる薬を早く開発してもらいたいものである。