●小岩のハブ事件   

およそ30数年前、横道からバイクに乗った2人の若者が、
S君と私の2人の前を通りすがった。

彼らにとっては、何の悪意もなく、ふつうのことで、
私たちが少しよけて歩けば、何事もないとるに足らないことだった。

ところが、S君は何を思ったか、
彼らのほっぺにツバキをはき、それが命中したのであった。

おっさんは、思った。
「こいつ、何てことを・・相手は暴走族風の若者2人! 絶対に怒って・・・喧嘩になる・・」

おっさんは、喧嘩などしたこともないし、するつもりなどまったくなかったので、逃げ腰だった。

思ったとおり、彼らは興奮して「この野郎!やってやろうじゃないか」と、バイクから降りてきた・・・

臆病者のおっさんは、彼らの勢いに後ずさりするしかなかった

そこで、我が友Sは、ものすごーい形相で、

     こら〜〜、おまえら〜〜
     
   ワシを誰やー思うとんじゃー!
     
   ワシは小岩のハブじゃ〜!



   それ 知っとったら、 

     バン!(自分の胸をたたいて)


      かかってこい〜

(実際の彼は普通の慶応の学生であった)

彼はかなり強気の性格、
そして百戦錬磨の武勇伝をたくさん持つ九州男児であった。

彼のそのはったりで勝負あり!

なんと、その若者たちは、「す・すいません」と、平謝り。

おおおおこいつ・すご〜、
なんか気分がすうっとした and  ホッとした。

今でも忘れられないあの出来事。

ちなみにそのS君は、
東京であの有名なJがらラーメン店を展開する起業家となっております。